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じむきょく日記

16/10/08 (Sat)

9月の第63回茶話会「仁上幸治さん来仙記念プログラム!!」のご報告♪ 01:42

こんばんは。藤亜紀's(初)です。


今日は早くも冬!?を感じさせる気温の札幌でした。

今年は、例年より暑さが長引いたために油断していて

衣替えもまだ、灯油購入もまだ、と

冬支度をあわててしなくちゃいけない今日この頃です。


さて、先月の茶話会報告。

今回は初登場、あおやまさんです。


あおやまさん、よろしくお願いしまーす☆


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第63回MULU定例茶話会 〜仁上幸治さん来仙記念プログラム!!〜

日時:平成28年9月17日(土)13:00~17:00

場所:東北大学附属図書館 グローバル学習室

タイトル:「アクティブ・ラーニングの鍵はリザーブ図書制度にあり

図書館による授業=学習支援の「本丸」を攻める-


講師:仁上幸治(にかみこうじ)氏 図書館サービス計画研究所代表


はじめまして、あおやまです。

初めて茶話会に参加させていただきました。


まず自己紹介で担当業務や近況、今朝の朝ごはんなどについて。

自己紹介の順番は次の人を指名する方式で、カボチャが豊作とか、

ギリシャヨーグルトとか、みなさんがお持ちのさまざまなネタを披露したり、

気軽に質問したりしながら進みました。


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自由に発言できる雰囲気の中、いよいよ本編へ。



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まず、仁上氏名物の動画から。

帰宅された仁上氏の声に反応して玄関までお迎えに走るクサガメのワカメ。そのスピードが意外に速くてビックリします。歩くというより、

本当に「走っている」と言いたくなるくらいのスピード感があります。

カメの意外な一面に和んでいるところに、図書館のサービスを考えるときも

カメのイメージと同様に固定観念に縛られていないか?

という指摘を突き付けられて、グイグイ引き込まれます。


公共図書館大学図書館でおそらく共通している問題「3割の壁」。

図書館でどんなに広報をがんばっても、

年間を通して図書館に来ない利用者が7~8割存在する、というものです。

それを100%にするには!?


その手掛かりとなる「リザーブ図書制度」は、日本で行われている

「指定図書制度(シラバス掲載図書を集めたコーナー)」とは異ります…

ということで、仁上氏が早稲田大学国際教育センターで実践された際に

アメリカ大学図書館よりずっとアメリカ的」と評された事例が紹介されました。

例えば、ある科目で指定する図書が10冊あり、50人の受講者に対して

3週間後までに全員に読ませるためには、貸出期間は…と計算して、徹底。指定された図書はカウンター内に別置し、

受講生のために「リザーブ(取り置き)」します。

受講生以外の利用者には提供しません。

これにより、その科目の受講者はリザーブ図書の受け取りのために100%図書館に来ることになります。

アメリカでは、指定された図書が図書館になくて単位を落とした学生が訴訟を起こすと、先生側が負けるため、先生は指定する図書の確保に真剣なんだそうです。驚きました。


仁上氏のフルテキストはこちら。

アメリカ大学図書館よりずっとアメリカ的!?-Much more American than American university libraries!?-」『早稲田大学国際教育センターニューズレター』第3号, 2000.7.10, pp.6-9.

https://drive.google.com/file/d/0BzjiFUntj382MGNjNDczYTItOWUxNy00YTU0LTlhYTQtNzQzMjIyOGVmMGMx/view?hl=ja


ディスカッションでは、自発的利用を強制する仕掛けとは? 

例えば国家試験を受験する学生は図書館利用率が高いが、

その他の学生にどうアプローチするか? ということに悩みました。


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仁上氏のアドバイスは、全学生の利用率100%は難しいが、

ある科目の受講生の利用率100%なら実現可能。

まずは1科目から徹底したリザーブ図書制度を始めて、

先生の口コミで広げていく、というものでした。


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リザーブ図書制度がアクティブラーニングを支えることにどうつながっていくのか? 

という質問に対しては、実はアクティブラーニングかどうかは関係なく、

演出でアクティブラーニングに見せる。

目的は、図書館利用につなげること、という回答。

そういえば、3割の壁を超える話をしていたのでした。


あっという間の4時間でした。

仁上氏が実践された、「徹底した」攻め方が印象に残りました。


茶話会というと、小さなコミュニティで和気あいあいというイメージ

(つまり新規参入は緊張するイメージ)がありましたが、

MULUは初参加でも全然OKでした!

ファシリテーターの庄子さんをはじめとしたMULUのみなさんに

普通にお話に入れていただいて、楽しく勉強させていただきました。

もしあなたがまだMULU茶話会に参加したことがなかったら、

次の茶話会に参加してみませんか?


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あおやまさん、ご報告ありがとうございます!

今回も仁上節炸裂ですね!!

この「リザーブ図書制度」については私も北海道での勉強会

拝聴しました。

https://sites.google.com/site/since20141203/home/13


その時は"授業支援"だったのですが、

今回は"来館率100パーセント"。

そういう切り口もあるんですね。なるほど。

数年前に受講した研修の班別ワークのお題が、

図書館に来ない学生にどうアプローチするか』で

班内で頭を悩ませたのを思い出しました。

その一つの答えになるのかもしれません。


そして、MULU茶話会はあおやまさんのおっしゃるとおり、

気軽に参加できます♪

私もたまに参加しますが、半分以上の方が初めまして、

ということも。


では、いつかどこかの茶話会でお会いしましょう~。